AI開発の最先端とは
- Minato Yoshino
- 7月13日
- 読了時間: 2分
AI開発の最先端は、2025年現在以下のような分野・トピックが特に注目されています。
それぞれが「人間の知的能力を超える・補う」段階に突入しており、今まさに社会実装が進んでいます。

1.マルチモーダルAI(Multi-modal AI)
テキスト・画像・音声・動画など、複数の情報を同時に処理・理解するAI。たとえば、OpenAIの「GPT-4o」やGoogleの「Gemini 1.5」は、以下のようなことが可能です
画像を見ながら会話する
表やコード、図表を理解・生成する
音声でリアルタイムに応答する
2.エージェントAI(AI Agents)
AIが「タスクを自律的に分解・実行」するフェーズへ。例:ブラウザを開き、フォームを入力し、資料をダウンロードしてレポートを作るといった一連の流れを、AIが自動で実行。
有名なプロジェクト:
Auto-GPT / BabyAGI(自己判断でタスクを繰り返す)
Devin(Cognition社):エンジニア業務の代行を目指すAIソフトウェアエージェント
3. 個別最適化AI(Personalized AI)
個人の好み・特性に応じてAIが「自分専用」に進化。例:
あなたのメールの書き方に合わせた自動返信
子どもの学習履歴に合わせたAI家庭教師
個人の健康状態に基づいた医療アドバイス
4. リアルタイム処理とローカルAI
クラウドではなく端末上でAIが即時処理する技術が進化。例:
iPhoneのSiriがChatGPTベースでローカル動作
スマートグラスやウェアラブル端末でのリアルタイム翻訳
5. AI倫理・ガバナンス・安全性(AI Safety)
技術が進む中、AIの「暴走」や「誤用」への対策も急務。
OpenAIやAnthropicはAIの安全性を最優先にする専門チームを設置
EUや日本もAI規制の整備を急いでいる(例:EU AI Act)
6. AI × ロボティクス(Embodied AI)
AIが現実世界の物体を操作する「身体性」を持ち始めている。
例:Google DeepMindの「RT-X」ロボットが視覚情報をもとに行動
家事ロボットや倉庫オペレーターに応用
7. 創造性の進化(Creative AI)
Sora(OpenAI):テキストから動画を生成
音楽、マンガ、アニメの脚本・作画などもAIが補助 or 主導する時代へ
まとめ
分野 | トピック | 代表例 |
---|---|---|
認知 | マルチモーダルAI | GPT-4o、Gemini |
行動 | AIエージェント | Devin、Auto-GPT |
パーソナライズ | あなた専用AI | AI家庭教師など |
インフラ | リアルタイム・ローカル処理 | Apple GPTなど |
社会 | 倫理・規制・透明性 | EU AI Actなど |
現実世界 | ロボティクス | RT-X、Tesla Bot |
創造性 | 生成AIの拡張 | Sora、Suno |